知っておきたい「海外駐在員」と「現地採用」について

自由を選ぶ海外就職!「現地採用」とは一体??

2020年11月13日 18時00分


さて、先に海外駐在員の特徴についていろいろとご紹介してきましたが、続いて「現地採用」というタイプについてご紹介していきます!
海外駐在員の特徴と照らし合わせるとそれぞれの特徴の違いや、メリット、デメリットというとことが徐々に見えてきます。
現地採用は、文字どおり「海外現地」で採用された社員のことをいいます。
日本国内にある企業が雇用主だった海外駐在員とはちがい、雇用主は海外にある現地法人や日系企業の支店、または海外法人になります。
以下では、現地採用の特徴についてまとめています。
 
特徴1:現地採用の雇用主は現地法人が基本!
現地採用は、「雇用主が現地法人」であることが一般的です。
現地法人に採用されている社員であることから、基本的には待遇面も現地基準であることが基本です。
そのため、東南アジアの現地企業に就職したときには、日本国内で働くよりも給与が低くなるのも必然的といえます。
 
特徴2:自由がきく現地採用
これは海外駐在員と現地採用との違いの一つでもあるのですが、現地採用の場合は勤務時間が基本的には現地基準です。
というのも、現地採用という就職自体が海外駐在員とはちがって「自由がきく」という特徴があるからです。
現地採用を選ぶ人になかには、海外留学を経験してそのまま現地で働きたいと海外就職を目指す人もいれば、
語学留学で生きた英語力を培ったことがきっかけになり、その英語力を社会でも活かしたという気持ちが芽生えたという人も多いようです。
自分が好きな国で就職したい、仕事はするけど現地の人と同じようにプライベートも充実させたい、
仕事は生活をするためで一番大事なのは海外で暮らすこと・・・など、なによりも自分の思い描く生活を実現させるために、
こういった「自由度の高い」現地採用を選ぶ人が多いのです。
 
特徴3:仕事のスキルや実務経験がなくても採用されることがある!
海外で現地採用として採用されるのは、必ずしも実務経験やスキルが高い人だけではありません。
ここで紹介するように、「仕事のスキル」やこれまでの「実務経験がない」人でも現地採用として就職を果たすことができるのです。
もちろん、海外就職を有利に働かせるためには業務でつかう高い語学力や、即戦力として働ける実力があることも大切です。
しかし、国際化が進むなかで世界中の多くの企業が外国人を積極的に採用している傾向にあることから、
これから海外就職を目指そうという人にとっては追い風が吹く大きなチャンスの時ともいえるのです。
 
 
これから海外就職を目指そうというときには、「海外駐在員」として活躍するのか、「現地採用」で働きたいのかを決めることが先決です。
海外駐在員を選ぶか、現地採用を選ぶかによって、必要なスキルや下積みが大きく異なりますし、
就職したのちの待遇や暮らし方にも大きく関わってくるからです。
海外就職をしたいという大きな目標をもちながら、その目標を果たすためにはどうしたらいいのかということを早いうちから考えて、
一歩一歩着実に努力を重ねることが海外での就職、そして海外での暮らしを成功させるためには大切なことといえるでしょう。